本研究室で取り組んでいるレーザー加熱に関して修士2年の金井秀太さんが筆頭著者として執筆した論文が,国際的なレーザ加工に関する論文誌である Journal of Laser Micro / Nanoengineering の Vol.19 No.2 に掲載されます.(現時点では同一号に掲載される論文がまだまとまっておらず,Most Recent Papersの状態ですが)
本研究室で開発しているSLT法は,レーザを高速移動して塗り絵のように所望の領域を加熱する手法ですが,本論文は,“Temporal Analysis of Temperature Distribution at a Laser Spot in Selective Laser Thermoregulation Using a High-Speed Radiation Thermometer” と題して,レーザ照射部近傍の温度変化を1000 fps という高速度なサーモビューアによって明らかにしました.レーザ照射部中心と近傍との温度差は,スキャン速度が速いほど小さくなるという直感的に分かることだけでなく,そのベースとなる温度にも依存することが分かり,その数式モデル化も行いました.
なお,本研究は本学片柳研究所,JAXAとの共同研究として実施されました. この場を借りて御礼申し上げます.
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