宇井翔太さんと河原崎祐作さんがCOLA2024で口頭発表を行いました

2024年9月29日から10月4日にギリシャのクレタ島で開催されたThe 17 th International Conference on Laser Ablation (COLA2024) で修士1年生の宇井翔太さんと河原崎祐作さんが口頭発表を行いました.

2人とも本研究室で開発しているレーザ加熱手法であるSelective Laser Thermoregulation法(SLT法)に関する研究発表を行いました.SLT法では,最大出力4kWのファイバレーザをガルバノスキャナを用いて高速で走査することにより加熱を行う試験方法で,どのように走査するかが課題です.そこで,宇井さんは,”Investigation of an AI to suggest scanning paths for uniform temperature distribution in the selective laser thermoregulation method” と題して,走査パスを提案するAIの開発について発表を行いました.また,河原崎さんは,”Development of feedback system for uniform temperature
distribution in the selective laser thermoregulation system”と題して,加熱対象の温度分布を計測し,その温度の低い所に優先的にレーザを照射するフィードバックシステムの開発について発表を行いました.

なお,本研究は本学片柳研究所,JAXAとの共同研究として実施されました. また,その一部は公益財団法人天野工業技術研究所の助成を頂いて実施しました.この場を借りて御礼申し上げます.

沢山のポスターセッションがある中,二人とも口頭発表に選ばれ,大舞台での発表を無事に完了しました.前から2番目の席から撮影したので会場の広さが伝わらないの写真を撮ってしまったのは失敗かもしれませんが,2人(上:宇井さん,下:河原崎さん)の雄姿を貼っておきましょう.

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