2025年10月23日から10月27日にかけて行われた国際交流イベントThe 16th China-Japan International Workshop on Information Technology and Control Applications (ITCA 2025) において,宇井翔太さん,河原崎祐作さん,山田涼太さん,鄭厚民さんがそれぞれの研究成果について口頭発表を行いました.以下に各発表のタイトルと概要を列記します.
宇井翔太
Title: “Consideration of Reinforcement Learning AI using Neural Networks to Suggest Scan Paths for Selective Laser Thermoregulation”
概要:宇井さんは,本研究室で研究している選択的レーザー温度調節(Selective Laser Thermoregulation: SLT)法のために,レーザーの動きを提案する強化学習AIの研究を行っています.今回はそのAIにニューラルネットワークを適用し,均一な温度分布を実現する動きの提案が出来たことを報告しました.
河原崎祐作
Title: “Development of Feedback Control Methods for Dynamic Temperature Distribution Control in Selective Laser Thermoregulation Systems”
概要:河原崎さんは,本研究室で研究している選択的レーザー温度調節(Selective Laser Thermoregulation: SLT)法のために,ターゲットの温度計測結果に応じてレーザーを動かすフィードバックシステムの開発を行っています.今回はそのシステムにおいて,X方向の温度分布の均一性を改善したことを報告しました.
山田涼太
Title: “A Study on theApplication of Bayesian Optimization to the Secondary Focusing System Shape in Solar-pumped Lasers”
概要:山田さんは,本研究室で開発している太陽光励起レーザーの二次集光系である太陽光キャビティの形状に関する研究を行っています.今回は,太陽光キャビティの形状最適化にベイズ最適化を適用することにより,低い負荷の計算で高効率な形状を求めることに成功したことを報告しました.
鄭厚民
Title: “Numerical Study on Melt Pool Volume Variation of SUS304 under Different Laser Beam Shapes”
概要:鄭さんは,レーザー溶接に関する数値計算の研究を行っています.今回は,レーザーのスポット形状を,円,正方形,リングの3種類とした際の,溶融池の形状やサイズを計算し,その効率を求めたことを報告しました.
彼らの雄姿をここに貼っておきましょう.




なお,このワークショップでは,私が General Chair ということで,開会式と閉会式で挨拶をさせて頂きました.準備していた中国語のセリフが半分ぐらい飛んでしまったのが残念ですが,とりあえずそれなりの人の笑顔が得られたので良しとしたいと思います.

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