阪大接合研ほかとの共同研究の成果が Journal of Laser Micro / Nanoengineering に掲載されました!

大阪大学接合科学研究所石川県工業試験場石川工業高等専門学校 との共同研究で,3次元造形に関する成果が国際的な論文誌である Journal of Laser Micro / Nanoengineering に掲載されました.

論文は大阪大学接合科学研究所の佐藤先生が筆頭著者で,”Fabrication of Pure Copper Rod by Multi-beam Laser Metal Deposition with Blue Diode Lasers” と題して,青色ダイオードレーザーを用いたマルチビーム型LMD (Laser metal deposition) 法による純銅のロッドの作製に関してまとめたものです.

レーザーの出力密度 1.6×104 W/cm2 において,長さ 100 mm の純銅のロッドを 25 秒で形成することに成功しました.形成されたロッドの断面の長辺は780μm,短辺は600μmであり,焦点位置のスポットより大きいことがわかりました.更に,ロッドの最大引張強度は229N/mm2、伸び率は30%と低延性でした。破壊された部分を走査型電子顕微鏡で分析したところ,ロッドの破断面は穴が散在した非一様な状態であることが判明しました.

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